我が家の愛猫ミイ君が、昨年の年末に下部尿路疾患になって大騒ぎしました。昨年の12月初旬に、ミイ君が急に太りだして、動きも鈍くなったのです。最初は、このごろご飯を一杯食べるので太ったのかなあ?と軽く思っていたのですが、ミイ君の眼が助けを求めているように私を見ているのです。
よくよく生活を観察してみると、ご飯のキャットフードをほとんど食べていない。オシッコをしたいようだけど出てこない。歩くにもやっとのようである。動物病院に行こうと思っていましたが、週末ということで当初は週明けにでも動物病院に行こうと考えていました。しかし、土曜日の夜になるとミイ君は、ほとんど鳴くこともなく、ぐったりしているようでした。こりゃ死んじゃうぞ!と心配になり、日曜日に動物病院が開院しると同時に連れて行きました。
すると、こりゃ完全にオシッコが詰まっていますね。と言われてしまい尿道にカテーテルを挿しこんで強制的にオシッコを出すようにしました。すると、大量のオシッコが出て来て、ミイ君も少しホッとしたようでしたが相変わらずグッタリしているようでした。私を見つめる眼が、助けて~!と訴えていました。その日は、そのまま入院することになりました。私が動物病院を出ようとすると、置いて行かないでくれ~!と寂しそうな眼で見つめているミイ君が可哀想でした。
翌日、退院したのですが、首にはプラスチック製のフードを付けられて動きにくそうでした。他の人のペットが、フードを付けているのを見た時はあるのですが、自分の愛猫ミイ君がフードを付けているのは大変痛ましくて泣けてきました。・・・が、感傷に浸っている場合でなく、カテーテルを付けているのでミイ君が歩く所はオシッコが流れています。アチラコチラに行かないように囲って、土間に特別エリアを設けて、そこで生活してもらう事にしました。
そもそも猫の下部尿路疾患は、ストルバイト尿石、シュウ酸カルシウム尿石の二種類があり、ストルバイト尿石による尿路閉塞は7歳以下の若い猫・去勢した猫に多く、シュウ酸カルシウム尿石の尿路閉塞は、7才以上の猫に多いそうです。早めに治療を行わないと死んでしまう事もあります。
以下の症状が出たら、早めに動物病院に行ったほうが良いようです。
- 尿の色がピンク~赤くなり、血が混ざっていることがある
- トイレでじっとしてうずくまっている
- 力んでいるが尿が出ない
- トイレに行く回数が多くなる
- トイレでないところで排尿をしてしまう
- 行動が落ち着かない
- 食欲がない/元気がない
我が家のミイ君は、ほとんど同じ症状が出ていましたが、ミイ君は賢い猫なのでトイレ以外でオシッコする事はなかったです。皆さんも、大切な家族の一員として猫を飼っていると思いますので、早めの診察をおすすめします。
我が家の愛猫ミイ君は、治療のかいあって数日で元気を取り戻しました。しかし、よほど苦しかったのか以前より家族と一緒にいる時間が増えて食事する時は、家族の誰かが一緒でないと食べなくなりました。愛猫ミイ君は、今日も我が家の縁側でカーテンに包まってお昼寝をしています。
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