朝霧高原の”ふもとっぱら”では、いつも色々なイベント・撮影が行われています。私が石垣いちごの育苗時期に通うのは５月から１０月なのですが、この時期は気候がいいために、平日でも何かしらやっています。その中で一番感動したのは・・・
JETMANの飛行を、イブ・ロッシーを目の前で見てしまった！
今から２年程前、普段であれば１１月には朝霧高原には行かないのですが、２０１３年１１月１日、育苗に使った畑の片付けをするために行ったのです。朝霧高原に到着すると”ふもとっぱら”にヘリコプターが２機待機していました。当日は当初、富士山は見える状態ではありませんでした。キャンプ場の一角は『BREITLING』の黄色いバリケードで区画された場所があり、何かの撮影だろう？ということはすぐに判りました。しかし、地元の知人に聞いても「１週間位いるけど何をやってんだかわからない」との事でした。
イチゴ畑に着いて、少し経つとヘリコプターが飛び立つ音がするので取りあえず写真を撮り始めました。私自身は眼がわるく眼鏡でも１．０位しかありませんので、そのまま見ていても、その時は何が起きるのか判りませんでした。その時、撮った写真が下のモノです。
まさかヘリコプターから巡航ミサイルを発射？
ヘリコプターがかなり高度を上げていくので、地上や富士山を撮影するには高度を上げていくのは変なので、ずっと眼で追っていきました。すると、突然ヘリコプターからミサイルのようなモノが発射されるのが見えました。すごいスピードでヘリコプターから離れて突き進んで行くので、びっくりしました。
慌ててカメラを再度、用意して訳も分からずヘリコプターと煙のある箇所を写真にとりました。地上から見ていても、煙は見えているのですが、煙を出している正体は、その時点では判りませんで、パラグライダーで降下し始めて、初めてTEDで見たことのある”JETMAN”である事が判りました。
JETMANが、ジェットエンジンを稼働させていないと地上からは全く見えませんでした。因みにJETMANの翼は２メートルほどしかありませんので、今回の撮影では地上のほとんどの人達は上空で何をやっているか気が付かなかったと思います。事実、畑の近所の人は、全く何をしているのか最後まで気が付きませんでした。
１０分程して突然、パラグライダーが開いて何かが降下して来ました。この時はまだ模型ロケットでも落ちてくると思っていました。しかし、降下しているのをファインダー越しに見て、はじめてJETMANであることに気が付きました。TEDや、YOUTUBEで見たJETMANが目の前を降下しているのが信じられませんでした。
重量があるせいか、通常のパラグライダーよりかなり高速で降下して来ました。ここで、私のテンションはマックスになり興奮しっぱなしでした。
関係者に聴いても何も教えてくれない！私が「JETMAN・・・」というと慌てて
畑仕事を終えて帰り道、ヘリコプターのあった場所で写真を撮っていたのですが、ヘリコプターの整備の方は、こちらに無関心を装っていました。しかし、私が「これJETMANの撮影でしょ？」と言うと、急に整備の方は誰かを呼びにいきました。そうしている間にヘリコプターの近くにあるコンテナハウスではJETMANことイブ・ロッシーが撮影したビデオをモニターを見ながら関係者の方とのぞき込んでいました。あの黄色の飛行スーツを着てモニターを覗きこんでいました。（写真に撮ろうとしましたが失敗してしまいました）
責任者らしき方が来て、呼んでもいないのにズンズン近寄ってきて「11月6日に世界同時発表となっていますので、それまで公表しないで下さい。お願いします。」と言われてしまい、当時はブログに書けずにヤキモキしていました。
目視では、今回はほとんど飛行しているのが煙しかわかりませんでしたが、ほぼ人間の体で飛行するJETMANを見る事ができて貴重な体験となりました。実際にあのスピード（平均２００ｋｍ/ｈ）で飛行するのを見るとJETMANの偉大さが実感出来ます。公開された動画が以下のモノです。
また、特設のホームページが公開されています。
最近では、本拠地をドバイに移したようです。またJETMANの後継者も現れたようで、これかの活躍が楽しみです。
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